維持管理施設の概要

小阪部川ダムの概要

   
  岡山南部の受益地へ農業用水補給水を確保配水するため、水源地である小阪部川ダムの貯留調整を
 行っています。また、土地改良施設修繕保全事業などの団体営事業で計画的に施設の小中規模な改修
 を行い、ダムの機能維持に努めています。

  小阪部川ダムは、当土地改良区で直接維持管理し、高梁川へ放流された農業用水は、各堰から取水
 されています。
  また、洪水吐ゲート3門を有する小阪部川ダムは、洪水調節容量を持たない利水ダムであり、予備
 放流方式によりダム操作を行い、洪水に対処しています。


美穀公園
真冬の小阪部川ダム





ダム標準断面図(クリックで拡大)




        
小阪部川ダムの貯水状況について
(岡山県企業局水情報へリンク)
       


人々の生活を支えるダムの役割

   小阪部川ダムは本来、農業用水補給専用のダムです。しかし、大雨が降った時はダムからの予備放
 流により貯水位を低下させて、あまり大きな容量ではありませんが空き容量を確保し、ダム放流量を
 低減させ、下流の洪水被害の軽減に努めます。そして、渇水の時はダムに貯めていた水を流して農作
 物や水中の動植物を保護したり、水道水の補給を行うなど、人々の安定した生活に貢献しています。
  また、ダムから流れる水の力を利用して、発電機を回し、家庭などに電気を送ることも大切な役割
 です。


ダムの他目的利用

  中国電力株式会社が農業用水に、支障をきたさない範囲内で、発電所を建設
 し、発電事業を行っています。また、上水道用水として倉敷市と岡山県南部水
 道企業団が取水しています。


中国電力の発電施設


小坂部川